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明治時代文明開化の象徴「牛鍋」を古典的和洋折衷建築の館で頂く|大井牛肉

大井牛肉店|博物館 明治村

お寒う御座います。名古屋でも積雪があった令和3年12月末、犬山市の「大井牛肉店」さんにて「高級すき焼き」(牛鍋)を頂くべく、高速をとばして(愛知県内なのに💧)遥々やってきましたよ。「博物館 明治村」のある犬山市は愛知県の最北端、岐阜県との県境にあり名古屋と比べても若干(とても)寒いです。「大井牛肉店」さんは「明治村」正門そばにあるそうですよ。

・・・。
いやぁ、それにしても明治村は広かった…村の最北端から最南端まで、歩いた、歩いた。腹も減り、口数も少なくなった頃、やっと見えた素敵な洋館…「つ・着いた〰」

大井牛肉店

神戸市中央区元町の相生橋東詰に建てられた牛肉屋兼牛鍋屋。牛肉は日本では禁忌とされてきましたが、幕末より、神戸をはじめとした各地の居留地に住む外国人や寄港する外国船に向けた供給が必要に。明治の新たな商売として、牛肉販売に注目した岸田伊之助(1849-1928)が、神戸の地で牛肉商を始めるために建てたのがこの建物でした。建物は木造2階建てですが、胴蛇腹と軒蛇腹をめぐらせた漆喰塗りの外壁に目地を入れることで、まるで石造建築のように見せています。半円アーチの上げ下げ窓とコリント式の装飾柱、2階ベランダの洋風デザインは、当時の神戸に多く見られた外国商館を彷彿とさせます。

建物は勿論の事、「相生橋大井牛店」木製看板、タンチョウの彫り物も、明治時代によぅ造った(彫った)なぁ…と感心するばかり…

ささ 予約時間ですよ「牛鍋」暖簾を潜って入店します。

靴を脱いで階段を上がると、そこは、明治期に一世を風靡した西洋建築、古典的和洋折衷様式建築造り…

白い壁に若草色の縁、正方形の卓袱台に墨がセットされた卓。明治時代はこんな感じだったのかな…?『昭和時代の卓袱台』と云えば『星一徹』ですが…(若い人はきっと知らない💧)

卓の真ん中が摺鉢状に掘ってあり其処に墨をセットする構造。料理しないときは「ストーブとして」「ヤカンを置いてお湯の確保」「ヤカンの水蒸気による部屋の加湿」等の役割を得ています。先人たちの知恵ですね〰

お品書き

牛鍋 松 一人前<5,500円>
(飛騨牛ロース肉・野菜・玉子・御飯・漬物・デザート)

牛鍋 竹 一人前<4,500円>
(飛騨牛肩ロース肉・野菜・玉子・御飯・漬物・デザート)

牛鍋 橘 一人前<4,500円>
(飛騨牛もも肉・野菜・玉子・御飯・漬物・デザート)

追加お品書き

飛騨牛ロース肉(130g)3,300円
飛騨牛肩ロース肉(130g)3,000円
飛騨もも肉(130g)3,300円
野菜:860円
玉子:110円
御飯:210円
漬物:160円
デザート:160円

割下と砂糖、お猪口がオツですね。

先ずはビールのアテの漬物が来ました。

分厚い椎茸、分厚い葱(ワクワク)

仲居さん(給仕さん)が焼いてくれます。
最初に砂糖を…(焦げないのかな)

引いた砂糖の上に飛騨牛肉をどんどんのせてきますよ。
煮るのではなく焼くのですね(関西風?)

素晴らしい光景❗️(現像したい)

出番を待つ玉子っち🥚

完成真近❓

も・もうこれはいけるのでは❓❓❓

先ずは豆腐から(貧乏性💧)
豆腐も普段食べている豆腐ではなくモチモチ食感(な気がする)

飛騨牛行っきま〰す!(さっきまでプリプリ怒ってた人 ?
柔らかくてコクがあって(いつも食べてる肉と全く違う❗️)

濃厚玉子と絡めて…

大盛御飯の盛り方も品がよく(?)何杯もおかかわりしちゃいました(有料)

他の卓でも炭に火がついている訳ですから一酸化炭素中毒防止のため窓は全開!
ブルブル震えながらの〆の『柚子シャーベット』(なかなかオツです)

大きなアールの窓(木造でこれだけの曲線を造るって大変だよなぁ)などと思いつつ、お帰りの時間でございます。
確かに普段食べてる「すき焼き」とは異次元的な旨さでした。
常日頃、懸命に働いて納税しているのですから、たまにはこれ位の贅沢は良いですよね…

お店情報

愛知県犬山市内山1 博物館明治村内 地図
電話:0568-67-0314
営業時間:11:00-17:00
定休日:明治村の定休日に準じる

せっかくやし…見学


定食屋ドットコム

“外回り” を生業(ナリワイ)とする者の楽しみ…それは “お昼” “サラメシ” です。営業車で通った焼き魚の美味しい大衆食堂、出張先で教えてもらった穴場なお店、後継者の居ないおじいちゃんおばあちゃんのお店・・・などなど “定食屋愛” を綴ります。

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