唯一無二の天才漫画家 大橋裕之(蒲郡市出身)の珠玉作品群、奇跡の実写化。蒲郡全編ロケということで、映画も愛知県先行上映されました。吉岡里帆、鈴木福、松井玲奈、竹原ピストル、石坂浩二、松田龍平、國村隼…なんとも豪華な出演者に、監督も三人(竹中直人・斎藤工・山田孝之)の豪華さ。日本を代表する役者さん達が魂込められた作品を観て、ロケ地を巡ってみたくなりました。
竹中直人がふと手に取った漫画ゾッキに惚れ込み映画化を熱望。「ゾッキ」が三作目の監督となる斎藤工、映画初監督の山田孝之に竹中自身がオファーをし実力派俳優三人が映画監督として共同映画制作をスタート。ほぼ全ての撮影は原作者・大橋裕之の生まれ故郷である愛知県蒲郡市で行われた。「ゾッキ」とは“寄せ集め”という古本市場で使われる特殊用語。
本編で多く登場する「西浦駅」は、前島りょうこ(吉岡里帆)をはじめとする主要な登場人物が行き交う駅です。
名鉄蒲郡線の単線の無人駅で、木造平家の駅舎は、ほのぼのとしています。時刻表を見ると…毎時2本 🚃💦
改札をぬけると…
映画の撮影は、きっと寒い時期だったと思いますが、この日は桜が舞っていました。
鄙びたホーム沿いに桜の木が並んでいます。
赤い電車ともよく似合います。
なんともノスタルジーな踏切
蒲郡線は単線ですが、駅手前で複線となり「上り」と「下り」が待ち合わせます。
赤い電車こと名鉄600系
西浦商工案内図(既に存在しないお店も…)
(蒲郡市西浦町の旨い定食屋さん)
蒲郡市西浦町「知柄漁港」近くの「龍田浜」。浜辺沿いに舗装された道が有り、静かな海岸。
此処は、「父」(竹原ピストル)と「母ではない別の女の人」(倖田來未)が語らう不思議な場所。(流石に黄色いソファーは撤去されていた)
「藤村」(松田龍平)と「ヤスさん」(國村隼)と出会った「知柄(西浦)漁港」
「牧田」(森優作)と「伴くん」(九条ジョー)が座って居た場所(ほぼこの位置)
「藤村」(松田龍平)も自転車で走った「ブルーブリッジ」(形原漁港大橋)
「西浦」と「形原」を結ぶ「ブルーブリッジ」
山田孝之監督は「 “ブルーブリッジ” は、曲線美もそこから眺める蒲郡の海も最高でした。ゆっくりと歩いて、そして、立ち止まって、大きく深呼吸してほしいです。」と語っておられます。
蒲郡市拾石町「駄菓子屋まつや」さん。
昭和にタイムスリップしたような現役の駄菓子屋さん。
お母さんは本編にも出演 ⁈
斎藤工監督は「まつやのご家族がスタッフを暖かく迎え入れてくれ、お店のお母さんは “蒲郡の母的存在”」と語っておられます。
(蒲郡市拾石町の旨い定食屋さん)
空手道場の建物は公民館として現在も稼働中。
師範代(安藤政信)は、何を見つめていたのだろう…
「旅人」(真島真之介)と出会った道。「マリンロード」。
蒲郡で美味い刺身を喰わす店「辰巳」さんもこの通りにあります。
「伴くん」(九条ジョー)がダッシュした道 💨
23号線から三谷駅までまっすぐ伸びる道の入口「三谷」信号三叉路には桜の木が通りを見守っています。
(蒲郡市三谷町の旨い定食屋さん)
蒲郡駅北口「日本一短い地下街」入口にも看板が…
「日本一短い地下街」こと「蒲郡北駅前商店街」(アングラな香りが…)
確かに短い、そして、ちょっと恐い💧
かつて此方に「保志乃」さんという焼き鳥の名店がありました。
海あり山あり、街の真ん中をJR本線が走り、ちょっと田舎を名鉄蒲郡線の赤い電車がのんびりガタゴト…「蒲郡」には、競艇場もあり、ラグーナもあり、クラシックホテルもあり、エモい水族館もあり、「海が近いから魚が旨い!」「陽がよく当たる山があるからミカンも美味い!」天才漫画家が育った街「蒲郡」。「絶対、面白いとこだでおいでん!」(面白い街だから来て下さいね!)