安城市の北部、国道一号線を北へ…。有名な鰻店の南西に、知る人ぞ知る料亭があります。安城市民にもあまり知られていない此方の料亭、ランチ時は「高級懐石がお値打ちに頂ける!」と、情報強者・マダム達の会合の場になっています。
懐石料理「達磨」さん。
昭和40年創業。約60年の歴史があります。
石畳の階段を上った先には、ライトアップされた日本庭園。
涼しげな暖簾を潜ると、朱の世界が広がっていました。本当に「大人の隠れ家」です。
荘厳で凛とした空気も漂う店内。
全てが計算し尽くされた和の様式美に目を奪われます。
生花のように飾られた冷酒。
木の周辺だけ雪が溶ける「根開き」を想い出しました。木は地下水を吸い上げますが、地下水は空気より温かいために、いち早く、木の根元の雪が溶けはじめます。厳しい風雪に耐え、春の訪れを告げる「桜」。一年中温暖な気候だったら「春の訪れ」は、こんなにも嬉しいものではない筈…。改めて、四季がある日本という国は、美しくて素晴らしい国だと思いますね。
料亭懐石 達磨さんの公式サイトには、こう書かれています。
季節の移ろいが磨き上げる、
旬の味わい。
贅を尽くした日本の味覚を、
落ち着いた空間で
ゆっくりとご堪能下さい。
日本が誇る「懐石料理」は「四季」の美しさを「五感」で味わうものなのですね。
蟹団子の椀もの
・サーモン
・烏賊
・赤海老
・平目
・鰻の蒲焼
・花見団子
・そら豆 黄身酢ソースかけ
・海老の芋鮨
・菊かぶら
・ユメカサゴ 黄身酢ソースかけ
・ウドとオゴの酢味噌和え
・イカのアオサ味噌和え
・烏賊団子(いかだんご)
・菜の花
・ワカサギ
・アサリの磯辺揚げ
・長芋
・蛤(はまぐり)の道明蒸し(どうみょうむし)
・若筍(わかたけのこ)
・がんもどき
・かまぼこ
・ブロッコリー
蛤(はまぐり)の酒蒸し
<御鮨>
・椎茸
・赤カブ
・野沢菜
・玉子
抹茶プリンとわらび餅
これだけの内容で、4,800円(税込)!
しかも「夜の部」です。
敷居は、案外高くない!
お料理もお酒も充実しています。
「達磨」さんでは、マイクロバスによる無料送迎もありますので、安心して呑めますね。
立派な「和」の佇まいでいただく、職人さんの確かな御料理の腕は、大切なクライアントをお連れすれば「素敵なお店をご存知ですね」と、商談もうまくいくことでしょう。
オカメ・ヒョットコ
高級感ある洗面台
こんな細部にまで拘られています。「女子トイレ」はもっと立派とか!(笑)