岐阜県多治見市「中華天国」さん。ミヤコ蝶々さんも愛した「鶏球飯（カイコーハン）」

中華天国｜岐阜県多治見市

「岐阜県多治見市」は、2007年8月に『40.9度』というそれまでの日本の最高気温を叩き出しました。市としても、その眩暈がするようなイメージを逆手に取り『日本一暑い町』として積極的に「暑さ」をPRしています。

かつては窯業で栄えていた多治見の中心部「銀座通り商店街」…最盛期には映画館、銭湯、ビリヤード場など相当賑わっていたそうですが、シャッターが閉まっているお店が多いです…

昭和テイスト漂う此方のビルの1Fに…
「中華天国」さん

昭和43年（1968年）創業ですから令和4年（2022年）54歳です。カウンターと小さなテーブル2卓、全12席の小さなお店です。

タンメン

「タンメン」630円

「タンメン」というと鶏ガラ＋塩味というイメージですが「中華天国」さんでは醤油ベースのスープのタンメンです。

真ん中に大きなチャーシュー、野菜いっぱい、中太ストレート麺と醤油味がよく合います。

鶏球飯（カイコーハン）

「鶏球飯」720円

鶏の唐揚げ、白菜、玉葱、ピーマン等の野菜を炒め、醤油ベースのスープ片栗粉でとろみを付け、丼飯にのっけて出来上がりです。中華飯に鶏の唐揚げをのっけたビジュアルですが、思いの外、大きな鶏肉が野菜と共に醤油だれの餡に絡まっています。

「わたし　この味　好きやねん」

数十年前、イベントで多治見を訪れたミヤコ蝶々さん御一行の控え室に「中華天国」さんの「鶏球飯（カイコーハン）」が出前されました。蝶々さんが、その味を気に入り、その時のサインがお店に飾られています。

メディアの取材も多数ある「中華天国」さんですが、当然、地元の人たちにも愛されていて、親の代、孫の代まで愛されています。店主の滝沢 社喜さん（85歳）は、日本一暑い町の、そのまた熱い厨房で、今日も鍋を振られています。
今年の夏も暑くなりそうです。どうぞご自愛下さい。

「中華天国　金山店」さん

ごちそうさまでしたー！

お店情報